パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとの停戦交渉をめぐり、イスラム組織ハマスは6日、仲介国のカタールとエジプトによる停戦の提案を受け入れると発表した。イスラエル側は、ハマスの合意内容はイスラエルの要求から「ほど遠い」とする一方で、交渉のための代表団を派遣する意向を示した。

 ハマスの声明によると、最高指導者ハニヤ政治局長がカタールのムハンマド首相らと電話協議し、停戦の提案を承認したことを伝えたという。ただ、同意したとする案の詳細は明らかになっていない。

 イスラエルの戦時内閣は声明で「(ハマスが合意した提案は)イスラエルの要求の核心的部分を満たすにはほど遠い」と主張。そのうえで「イスラエルが受け入れ可能な条件で合意する可能性を最大限に高めるために」代表団を交渉の場に派遣する、と伝えた。