花の見事さから「フジ寺」と親しまれる鳥取県大山町の住雲(じゅううん)寺で、フジが見ごろを迎えている。

 住雲寺にはフジの大木が4本あり、花の房が6尺(約1・8メートル)ほど垂れ下がる「六尺フジ」がこの時期、甘い香りを漂わせる。藤棚の下で休むと、蜜を求めて飛び回るクマバチの羽音が聞こえる。晴れた日には遠くに日本海が見渡せる。

 寺によると、大型連休いっぱいは花が楽しめるという。入場無料。3、4日は「藤まつり」があり、琴の演奏や日暮れからのライトアップも予定されている。(清野貴幸)