マクラーレンF1のランド・ノリスは、割れたガラスの破片の直撃を受け顔面を負傷した。彼は鼻にひどい切り傷を負った状態でアメリカのマイアミに到着したが、5月4〜6日に同地で行われるグランプリへの参加に支障はないようだ。

 包帯を巻いたノリスの写真はすぐにソーシャルメディアを通じて広まったが、マクラーレンのドライバーはマイアミに到着した際の写真を投稿し、マイアミ・インターナショナル・オートドロームで走ることに抱いていたかもしれないファンの不安をすぐに払拭した。

 ノリスは先週末、友人のDJマーティン・ギャリックスとともにアムステルダムに滞在。ふたりは他の友人たちとともにオランダ国王の日“キングス・デー”の祝賀行事に参加していた。この催事中に割れたガラスの破片が当たったノリスは、その場しのぎの包帯で鼻を覆い、鼻に医療用テープを貼って少し血まみれになっているところを写真に撮られた。

 しかし、事態は当初懸念されたよりもはるかに深刻ではないようで、ノリスは元気であると見られており、その数時間後にはシーズン第6戦のレースを前にマイアミに到着したことを示す動画を公開している。

 そのためノリスが今週末のグランプリレースを欠場する可能性はなく、マクラーレンのリザーブドライバーである平川亮とパト・オワードがこのイベントに向けて特別な準備をする必要もないようだ。また、メルセデスはすべてのグランプリにフレデリック・ベスティをリザーブドライバーとして帯同させているため、マクラーレンにとってノリスが代役を務めることになった場合の代役に事欠くことはないだろう。

 マクラーレンは今シーズン初のメジャーアップグレードを第6戦マイアミGPに持ち込む予定だ。前戦の中国GPと同様に、今回もスプリント・フォーマットが採用される週末となるため、ノリスの経験は金曜日のフリー走行後に最高のセットアップ選択を行うために非常に重要となる。新しいパルクフェルメ・ルールにより、チームはスプリントレースの間とその後、メインイベントの予選開始前にクルマの改善に取り組むことが可能になっている。