大谷翔平 最新情報

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、同選手の専属通訳だった水原一平被告に多額の資金を盗まれた。その窃盗被害による損失を控除できるかどうかについて、上級法律記者のネイサン・J・リッチマン氏が、米経済誌『フォーブス』によるインタビューで語っている。

 

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 水原被告は自身を大谷であると偽り、銀行員を騙して大谷の口座から1700万ドル(約26億6000万円)を盗んで不正に送金した。水原被告は銀行詐欺罪と、虚偽の納税申告書を提出した罪に問われており、司法取引に応じて罪を認めている。
 

 
 同紙のデビッド・D・スチュワート記者の「この話の税金のアングルは、どこにある?」という質問に対し、リッチマン氏は「これらの報告書を読み、私自身で考えてみた。大谷はこれらの窃盗による損失を差し引くことができるか?水原に何が起こるか?ギャンブルで勝った1億4000万ドルの利益を報告しなければならないのか?税務上の罪に問われるか?水原が盗んだ1600万ドル、あるいは1700万ドルはどうなるか?」と答えている。
 
 その中でも、大谷が窃盗被害による損失を控除できる可能性があるかどうかについては「一般的に、盗難やその他の種類の損失を発見した場合、セクション165に基づく控除を受けることができる。ただし、盗難による損失には主に2つの問題がある。その損失が実際に盗難であったことを証明できるか?いつ、控除できるか?ということだ。まず最初に、水原の証言とそれに関連する刑事訴訟手続きは、おそらく大谷を助けることになるだろう。しかし、盗難による損失の控除のケースでは、そのタイミングが非常に興味深いものとなる。この損失は、他の補償が受けられない場合、控除の対象となる。だから、お金を手にするチャンスがないことを証明しなければならない。盗難被害では通常、合理的な回復の見込みという観点から議論される。保険は下りるのか、それとも他に頼める人がいるのか?ということだ。とはいえ、水原に対する刑事訴訟は、事態をさらに複雑にしている。なぜなら、賠償金や何らかの没収金が政府に支払われ、それが大谷への支払いに充てられる可能性があるからだ」と語った。
 
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