2023−24シーズンの西地区王者、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは5月27日、ジョシュア・スミスと中務敏宏を自由交渉リストに公示した。

 アメリカ出身で現在32歳のスミスは、212センチ138キロのセンター。ジョージタウン大学を卒業後、NBA Dリーグ、フィリピンでプレーした後、2017−18シーズンに京都ハンナリーズと契約した。シーズン終了後、フィリピンのチームと再契約したが、2018−19シーズンは富山グラウジーズに入団。5季プレーした後、2023−24シーズン、名古屋Dに移籍した。

 今シーズンは56試合に出場して、1試合平均18分11秒9.2得点7.3リバウンドを記録。先発は6試合に留まったものの、ローテーションの一角としてチームを支えたが、今回契約満了が発表された。

 大阪府出身で現在38歳の中務は、188センチ86キロのシューティングガード兼スモールフォワード。筑波大学を卒業し、パナソニックトライアンズに入団した。その後、和歌山トライアンズ、西宮ストークス(現神戸ストークス)を経て、Bリーグのスタートと同時に名古屋Dに移籍、8季プレーしたことになる。

 今シーズンは19試合に出場し、1試合平均4分34秒1.7得点0.4リバウンドをマーク。今シーズンこそ出場に恵まれなかったが、これまでベンチからでもゲームチェンジができる貴重な存在として名古屋Dにはなくてはならない存在だった。また、主力がアクシデントに見舞われた際には先発の重責をきっちり担い、いぶし銀のプレーを披露した。なお、クラブは引き続き交渉を継続することも合わせて発表している。
 
 今回の発表に際し、スミスが以下のようにコメントした。

「まず、今シーズンプレーする機会を与えてくださった名古屋ダイヤモンドドルフィンズに感謝いたします。

 シーズンを望んだ通りに終えることはできませんでしたが、初となる目標をたくさん達成することができました。

 地区優勝は私のキャリアで初めてのことであり、チームメイト、スタッフ、ファンの皆さんと一緒に成し遂げることができて非常に感謝しています。

 また、シーズンを通して応援してくださったファンの皆さまにも感謝の意を表します。

 皆さまの絶え間ないサポートがなければ、全力を尽くすことはできなかったでしょう。

 このシーズンは私にとっていつまでも心に残るものとなり、チームメイトとファンの皆さまに未来においても最良のものを願っています!

 Go Dolphins!!」