日本時間30日、ABEMAにて『WWE RAW』が放送。ブレア・ダベンポート(ビー・プレストリー)がNXTからSMACKDOWNへ昇格を果たした。

 WWEは、『RAW』と『SMACKDOWN』の2ブランドで展開されており、年に1回のドラフトで定期的にブランドごとの選手を入れ替えて新たなストーリーを作り出している。
 また、このドラフトはWWEの下部組織『NXT』の選手にも上記2ブランドへの“昇格”チャンスが与えられるイベントでもあり、毎年世界中から注目を集めている。

 この日は、ドラフト6巡目でブレア・ダベンポートがNXTからSMACKDOWNに昇格することが発表。

 ブレア・ダベンポートは、2017年からスターダムのリングにてビー・プレストリーの名で活躍。団体最高峰の赤いベルトの絶対王者となり“トップ・ガイジン”を自称するエースとして君臨。AEWとのダブル所属となった時期もあり、世界にその名を轟かせた。

 しかし、2020年から始まったコロナ禍がビーのプロレス人生を大きく変える。
 国家間の移動が大きく制限されたことでAEWとの契約続行も難しくなり、日本と母国・イギリスとの行き来も不自由に。
 ビーは悩み抜いた末に家族と過ごすことを優先し、2021年にスターダムを退団してイギリスへ帰国。その後はWWEと契約し、リングネームをブレア・ダベンポートに改めてNXT UKで活躍。NXT UKの活動休止後はNXTのリングで闘ってきた。

 ドラフト指名を受けたブレアは歓喜のあまり号泣。
 「言葉では言い表せないほどに嬉しい!ずっと望んでいた大きな願いがついに叶った。誇りに思う家族、旅の途中で別れてきた友人たちと再会を果たすことが出来て、ついにSMACKDOWNの一員になることが出来た!色んなものを犠牲にしてきたけど、そのすべてが報われた今は本当に最高の気分!NXTで磨いてきた実力をSMACKDOWNで示すのが楽しみ!」と感情を爆発させた。

 約3年の時を経てついに一軍昇格を果たしたブレア・ダベンポートの活躍に期待していきたい。