映画監督の庵野秀明さん(2014年撮影、時事通信)

アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明監督の64歳の誕生日を記念した写真にファンが騒然となっています。
これは庵野監督の妻で漫画家の安野モヨコさんが5月22日、X(旧Twitter)に投稿したもの。
『宇宙戦艦ヤマト』の模型を、艦尾から真剣な表情を見つめる庵野監督の姿が写されています。「監督は本日64歳になりました。楽しそうです」というキャプションが付いています。

2016年以降、 『シン・ゴジラ 』『 シン・ウルトラマン 』『 シン・仮面ライダー 』と過去の名作を独自の解釈でリメイクしてきた庵野監督。
今回の写真はファンの間で、庵野監督が『シン・ヤマト』を作るつもりなのではないかと憶測を呼んでいます。
💬「シン・ヤマトの匂わせか!?」
💬「庵野監督のシン・ヤマトが見たいです」
💬「あ! シン・ヤマト来るやつだわコレ」

『宇宙戦艦ヤマト』とは?

知恵蔵などによると、『 宇宙戦艦ヤマト 』は1974年から75年まで、日本テレビ系で放映されたテレビアニメシリーズおよびマンガや映画などの関連作品です。
社会現象となり、今でも主題歌が愛唱されるほどの人気を誇っています。1983年の『宇宙戦艦ヤマト 完結篇』までの4本の劇場版で計1000万人を動員しています。
2010年の山崎貴監督による実写映画 『SPACE BATTLESHIP ヤマト 』では、木村拓哉さんが主人公の古代進を演じました。

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ヤマトがなければ「自分の今の人生はなかった」と過去につづっていた庵野監督

放送開始から49年が経過した2023年10月、庵野監督が率いるアニメ会社「カラー」が公式X(旧Twitter)を更新。庵野監督の作品への熱い思いを投稿しました。
🗣️「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います」
🗣️「始まった直後のOPの絵と歌のかっこよさ!主タイトルの起き上がりに痺れ、それに直結した艦長室からカメラが引いて行くヤマトの動きに、心を鷲掴みにされ、今に至る感じです」
🗣️「49年前の今日が自分の人生が決まった時なのだなと感じます」

庵野監督が企画・プロデュースする『宇宙戦艦ヤマト』50周年企画が始動していた

映像大手の東北新社は、『宇宙戦艦ヤマト』テレビ放送50周年を記念する特別企画を始動すると 3月30日に発表 。
庵野監督が、本人の申し出により企画・プロデュースに携わることになったそうです。
庵野監督発案による複数の書籍企画をはじめ、テレビ版初回放送日に合わせて10月6日にはテレビシリーズの記念上映イベントの開催や、貴重な関連資料を集めた展覧会を計画中とのこと。
安野モヨコさんが投稿した今回の写真も、この放送50周年企画に絡んだものだったのか、それとも秘密裏に『シン・ヤマト』のプロジェクトが進行中なのか。真相が明らかになるまでファンをヤキモキさせそうですね。

『宇宙戦艦ヤマト』50周年企画に合わせて公開された画像(東北新社のプレスリリースより) / Via prtimes.jp