「いくら」と「すじこ」っていったい何が違うんでしょうか?

実は〇〇があるかないかの違いなんです。

いくらのイメージ写真(photoACより) photoACより / Via photo-ac.com

プチプチとした食感が大人も子どもも大好きな「いくら」と、ねっとりとした食感でご飯がすぐなくなってしまう「すじこ」。

どちらもとってもおいしい食べ物ですが、材料は共にサケ・マスの魚卵。

もとは同じものなのに、なぜ呼び方が違うのでしょうか?

すじこのイメージ写真(photoACより) photoACより / Via photo-ac.com

実は製法が違う! すじこは卵巣膜ごと塩漬けに

理研ビタミンの解説ページ によると、その違いは製法にあります。

卵巣から卵の粒を取り出し、バラバラにしたものが「いくら」。卵巣膜に包まれた状態のまま塩漬けなどにしたものが「すじこ」になります。

また、いくらは成熟した卵が使われますが、すじこは卵が未熟な状態のものも使われます。プチプチかねっとりか……食感が大きく変わるのもそのためなんですね。

それでは、小さいプチプチ、「とびこ」って何?

いくらと似ているけど、小さくてプチプチとした「とびこ」は何の卵なのでしょうか?

とびこはその名の通り「トビウオ」の卵。小さい卵に味付けをしたものです。

とびこのイメージ写真(photoACより) photoACより / Via photo-ac.com