愛情をもってかわいがっていたのに、実は愛猫がストレスを感じていた……ということがあるかもしれません。今回は、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、猫が嫌う人の特徴や解決策を伺いました。愛猫との関係を良好に保つためにも、ぜひ一度確認してみましょう。

猫に嫌われがちな人の特徴・行動

・大きな声や音を出す
・猫のペースに合わせられない
・猫の嫌だというサインに気付けない

猫は大きな音を嫌うので、大きな声や音を出すのは嫌がられる原因に。また、猫のペースに合わせられず、必要以上に触ったり撫でたりするのも好かれません。猫の嫌だというサインに気付けないのも、嫌われやすい人の特徴として挙げられます。
わかりやすい見分け方は、コミュニケーションをとる際に、愛猫の体が緊張していないか、逃げないかです。飼い主さんは、愛猫の「好き/嫌い」なポイントを把握できるよう、よく観察しながら接していきましょう。

猫と生活する際のストレスを与えない接し方


当然ではありますが、ストレスを与えない環境づくりは必須です。水やトイレなど、愛猫の生活環境は常に清潔にしておきましょう。加えて、どんな行動が愛猫にストレスを与え、嫌われる要因になるのかを理解し、なるべく猫のペースに合わせてコミュニケーションをとることも大切です。

猫にとって嫌なこと、怖いことが続いたとき、人への信頼をなくしてしまう可能性があります。猫の気分を考えずに、一方的なコミュニケーションをとろうとするのではなく、様子を見ながら関わることが重要です。愛猫のしぐさや行動をよく観察して、より良好な絆づくりができたらいいですね。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/東みお
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。