全国高校野球選手権石川大会の組み合わせ抽選会が28日、津幡町文化会館シグナスであり、出場する44チームの対戦カードが決まった。第1シードの星稜は7月14日に津幡と、第2シードの日本航空石川は同日、能登と対戦する。

 前回大会で優勝した星稜の芦硲(あしさこ)晃太主将は「全チームのキャプテンがそろって組み合わせが決まり、いよいよ自分たちの最後の夏が始まる。石川県の頂点に立って、春のリベンジを果たしたい」と話した。

 開会式で宣誓を務める選手の抽選もあり、七尾東雲(しののめ)の高山昴主将が大役に決まった。高山主将は「まさか自分が引くと思っていなかったので驚いた。(能登半島地震の)被災地として地震に負けないという気持ちで臨みたい」と話した。

 大会は7月11日、金沢市の県立野球場で開幕。開会式後に初戦があり、翠星(すいせい)と金沢北陵が顔を合わせ、甲子園の切符を懸けた熱戦の火ぶたが切られる。雨天などによる順延がなければ、同27日に同球場で決勝が行われる。 (西浦梓司)