俳優生田斗真(39)が30日、韓国出身のヤン・イクチュン(48)とダブル主演する映画「告白 コンフェッション」(山下敦弘監督、5月31日公開)の完成披露試写会にヤン、共演の女優奈緒(29)とともに出席。主題歌を担当したロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」もサプライズで登壇し、生田から主題歌にまつわる秘密が告白された。

 映画は「カイジ」の福本伸行さん原作、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじさん作画による同名コミック(講談社「ヤンマガKC」刊)が原作。

 大学山岳部OBの浅井(生田)とジヨン(ヤン)が16年前、卒業登山中に行方不明となり事故死とされた同級生・さゆり(奈緒)の慰霊登山中、猛吹雪に襲われジヨンが負傷。一度は死を覚悟したジヨンが「さゆりは自分が殺害した」と告白、避難した山小屋で2人の狂気のサバイバルバトルが展開される―。

 生田は作品にちなみ「今だから告白できることは?」と聞かれ、「ずっと言いたかったけど我慢していたんですが…。主題歌をホルモンの皆さんと歌っています」と衝撃の告白。秘密のままだった主題歌のタイトルを「殺意VS殺意(共犯:生田斗真)」と発表した。「予告編にも流れているんですが、僕の声を誰か気づくかなと思っていたけど、誰も気づかなかった」と苦笑した。

 新型コロナウイルス禍による2度の撮影延期を経て完成した作品。生田についてヤンは「ハンサムで彫刻のダビデ像のようなイケメン。最初は冷たい感じで近寄りがたいかなと思ったけど、いたずらに笑ってくれたりいい人で感謝です」と持ち上げ、「実は僕もイケメンです」と強調、会場を和ませた。

 奈緒は「ヤンさんの作品『息もできない』が好きで、初対面のときに『友だちになりたい』と韓国語で伝えて友だちになれました」と打ち明けた。「その後、韓国でヤンさんにガイドをしてもらい、『息もできない』のスタッフらと遊びました」と笑顔を見せると、生田から「俺は呼ばれていない!」とクレームが入り、笑いを呼んだ。

 イベントの最後に生田は「ヤンさんと一緒に今後の財産になり、良いバイブスが生まれたと思います」と締めくくった。