アイドルグループ「AKB48」の柏木由紀(32)が30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、250人のファンが集まるなか17年のグループ活動に別れを告げた。在籍日数は歴代メンバーでは最長の6233日。終演後の報道陣の取材に「卒業コンサートからあっという間だったけど、最後の活動を劇場で終わることができたのが感慨深い」と満面の笑みを浮かべた。

 翌日の5月1日には卒業後の初仕事をこなすというが、「ゴリゴリのバラエティー番組の収録。AKBの柏木じゃないお仕事なので楽しみですけど、余計なことを言わないようにします。AKBだといろいろ規制が利いていたんで」と声を弾ませた。

 今後の活動については「歌って踊って、アイドルとしてステージに立つことを軸に、バラエティーとかYouTubeとか楽しいことをやって行きたいです」と意気込んだ。グループでの活動がなくなり自分の時間ができるが、「地元に1週間帰ったり、海外旅行とかに行ったりしたい。夏は花火、冬はイルミネーションとか四季を感じたい」と話した。

 AKB48に在籍中は衣装を着るためにストイックに体型をキープ。この日もドレスが入らなくなることを危惧し、食事を控えていたといい、「コンビニに行って、好きな物を食べたい」と笑顔。後輩へは「皆が思う新しいAKBをつくってほしい」とエールを送った6233日の在籍日数については「さすがに、この記録を超えないでほしい」と話し、「人生でAKBを超えることはないと思う。生まれ変わってもAKBに入ります」とグループ愛をにじませた。