元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が、18日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。今年9月に予定されている自民党総裁選を「岸田文雄vs小泉進次郎」と大胆予想した。一方、スタジオから「太蔵さん、いまの自民党をどうみてるんですか?」と問われると、戸惑いながら「そんなにしっかり見てない...」と返して、出演者らに総ツッコミを受けていた。

 杉村は、岸田首相は6月に解散せず、総裁選をやって「ギリギリ勝つ」とみていると語った。理由として、岸田首相が先日、自民党の歴代幹事長の政策活動費の使途公開を検討すると発表したことをあげた。これを出演者の辛坊治郎さんが解説、「これすごいですよ。二階さんが5年間で自民党から持っていったお金が48億円。何に使ったか言わなくていい。一旦は必ず二階さんの懐に入る、たぶんそのあと選挙の時にいろんなことに使ったんだろうというのだろうけど、池の鯉を買っててもわからない」と援護射撃した。杉村は、こうした岸田首相の振る舞いの背景に、所属していた派閥が、これまで幹事長ポストを持っていなかったことに由来すると説明。そこで、こうした「カード」を現職として使いながら戦うと予想していた。

 そのうえで総裁選については、スタジオから「石破さんはない?」などと問われると、杉村は「“劇団”自民党ですから、いかに注目を集めるかといったら...」と言い、「岸田vs石破じゃそんなに面白くない...と。やっぱり、小泉進次郎vs岸田文雄で行くってなったら、ちょっと盛り上がる」と返した。