◇27日(日本時間28日)MLB ブルージェイズ2―4ドジャース(トロント)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は敵地のブルージェイズ戦で5打数1安打、1打点。相手先発で花巻東高の先輩・菊池雄星投手(32)との直接対決3打席は2打数1安打、1三振だった。

 X(旧ツイッター)への投稿によれば、あるBジェイズファンが打席の大谷に賭博に関するヤジを飛ばしていたところ、球場警備員から「ギャンブルに関するヤジは飛ばすな」と注意されたという。

 別のファンが当の警備員に「『ヤジを飛ばすな』って、どういうことだ?」と尋ねると、「ギャンブルのヤジは一切禁止だ」と明言されたという。ファンは「それなのに、球場内はスポーツ賭博会社が大々的に広告を出している」と皮肉に満ちた状況を伝えた。

 これには「ここはモスクワか? 警備員をハラスメントで解雇しろ」と憤るファンもいれば、「『大谷、ベッツ!』とヤジれ。もし警備員から止められたら『俺の好きな選手2人の名前(大谷とムーキー・ベッツ)なんだが? 出て行けと言うなら、入場料を返せよ』と言ってやればいい」と、悪知恵を働かせるファンもいた。

 ベッツ(Betts)の同音異義語「bets」には「賭ける、ギャンブルする」の意味があるため「Ohtani bets」は「大谷がギャンブルする」の意味にもなる。

 大谷翔平の通訳だった水原一平容疑者は12日、銀行詐欺容疑でロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約395万円)で保釈が認められた。米連邦検察の告訴状によれば、違法スポーツ賭博で約4100万ドル(約64億8000万円円)の負けを抱え、大谷の銀行口座から少なくとも1600万ドル(約25億3000万円)をブックメーカーに不正送金したとされる。