◇29日 ロッテ6―8楽天(ZOZOマリン)

 楽天は4点差をひっくり返してロッテに逆転勝利。同チームとの3連戦は2勝1敗となり、今季2度目のカード勝ち越しを果たした。

 今江敏晃監督は「序盤に大量失点というのが多い。(点を)返していけば何とかなるというような雰囲気はある。投手陣は誰しも失点しようと思っていないし、その後を粘り強く頑張れば、打線がやってくれるような雰囲気は出てきている」。前日の試合は序盤に5失点し、救援陣も崩れて今季初の2桁失点で大敗したが、この試合は打線が奮起。2点を追う6回に制球に苦しむロッテの先発・種市らから3点を奪って逆転。その後も得点を重ねて競り勝った。

 発熱による体調不良で出場選手登録を抹消されていた荘司康誠投手が、中22日での先発復帰マウンドで5イニングを4失点ながら打線の援護を得て今季初勝利を手にした。

 指揮官は1回に藤岡に先制ソロを打たれるなど序盤に4点を献上したことについて「こちらが期待してるからこそだが、ふがいないというか、もうちょっとやってもらわないと困る」と叱咤(しった)し、「次は自分の力で勝利を呼びこめるような投球をしてもらいたい」と盤石の投球を求めた。