頼れる男たちが戻ってきた―。故障で戦列を離れていた横浜Mの主将MF喜田拓也(29)、MF渡辺皓太(25)が29日、神奈川県横須賀市内のグラウンドで行われたチーム練習に完全合流。ゴールデンウイークの連戦、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦のアルアイン(5月11日・日産スタジアム)戦を控え、渡辺は「早く試合をしたい気持ちが強い。1試合でも早くいきたい」とはやる気持ちを隠せなかった。

 中盤の2枚看板が長期離脱する中、攻撃力が売りの22歳のFW植中、展開力が持ち味の23歳のMF榊原が台頭。戦力層はグッと厚みを増した一方、直近のリーグ戦ではリードを奪いながら2試合連続ドローと”足踏み”が続く。喜田は「勝ち切るところまで持っていきたい」と勝利にこだわる姿勢を強調した。

 リーグとACLの「ダブル制覇」に向けて加速するべく、GWの連戦で勝ち点を積み上げたい。ホーム・磐田戦(5月3日・日産スタジアム)に向け、キューウェル監督は「磐田に怖がられるようなプレーをしないといけない。危険なプレーをどんどん出していくことに尽きる」とアグレッシブなスタイルの貫徹を勝利のカギに挙げた。