◇29日(日本時間30日)MLB ダイヤモンドバックス―ドジャース(フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平選手は、敵地のダイヤモンドバックス戦で適時安打を放つなど5打数2安打、1打点1四球。5試合ぶりのマルチ安打をマークした。試合は8回終了時点でドジャースが8―4とリードしている。

 2回1死満塁の第2打席。大谷は初球の甘いカーブをたたいたが初速171キロの鋭い打球が災いし、結果は二ゴロ併殺打。得点圏打率は1割7分1厘(35打数6安打)まで落ち込んだ。

 これに、地元ネットラジオ局インサイドザラビーンのブレーク・ハリス・ホストはX(旧ツイッター)で「どうやったら今季の大谷翔平は得点圏でこんなにひどいのか、マジで理解できない」と酷評。Dバックスの地元メディア、フェニックススポーツも「2回1死三塁から(先発左腕)ヘンリーはロハスとベッツを四球で歩かせて満塁。そこで大谷翔平を迎えると、初球で併殺打。こんなシナリオ、どうやったら書けるんだ?」と、信じられないといった論調だった。

 だが、8回無死一、二塁で迎えた第5打席は、左腕アレンが投じた高め146キロのカットボールを捉えてレフト前へ。タイムリーヒットでチームにダメ押しともいえる8点目をもたらし、雑音に結果をもって応えた。