日本相撲協会は30日、大相撲夏場所の番付を発表。琴ノ若が、元横綱で先代佐渡ケ嶽親方の祖父のしこ名だった「琴桜」を襲名することになった。1974年名古屋場所以来、50年ぶりの復活となる。千葉県松戸市の部屋で会見し「自分の名前だと思ってやっていくだけ」と平常心を強調したが、琴桜といえばやはり横綱。「先代に追いつけるように。そこがつかめる地位に来た。上がれるようにやっていきたい。もちろん、優勝を目指してやっていかないといけない」と意気込んだ。

 父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「花と言えば桜、相撲と言えば琴桜と言われるような強い、愛される力士に育ってほしい」とエールを送った。