スーパーGT併催のFIA−F4は第2戦の決勝を行い、参戦2年目の森山冬星(ヘルム)がポールポジションから逃げ、初優勝を飾った。今季はホンダ育成から外れての再出発。新しいチームに4年ぶりの勝利をもたらし、「スタートが決まった。メーカー系チームも出てほしかったが、勝ちは勝ち。ポールも取れたし、次の鈴鹿で連勝したい」と力が入る。2位が清水啓伸(ドラゴコルセ)で、3位は佐藤樹(同)。

 今大会はエンジンの不調を訴える車両が複数台あり、完全な対策が施せないとして、メーカー育成チームを中心に、10台がレースの出場を辞退した。服部尚貴レースディレクターは「急に出た問題のため、正確な原因をつかめていない。大きなアクシデントにはつながらないと判断し、施した対策のデータを得るためレースを行った」と説明。24台が出場した決勝では問題は起きなかった。