◇5日 楽天1―4ロッテ(楽天モバイルパーク宮城)

 ロッテの小島和哉投手がテンポの良い投球でチームを2カード連続の勝ち越しに導いた。2点リードの3回に甘く入った直球を石原に左翼席へソロ本塁打にされたが、得点を許したのはこの一打だけ。4回以降は単打のみの散発2安打に抑え、今季3勝目を3年ぶりの無四球完投で飾った。

 「内容はどうあれ、最後まで投げられた。あすあさってと中継ぎの人も準備万端でいけると思うので、最後までいけたのは良かったと思います」

 昨季の前半までは長打を恐れるあまり、慎重になりすぎて四球をきっかけに崩れるシーンが多かった。しかし、今季はこれで3試合連続の無四球投球。「真っすぐがいいから、どんどん(ストライク)ゾーンでしっかり勝負できている」と少ない球数で抑える投球術を確立できている。一時は7連敗で借金4まで膨らんだが、これで1。4月22日以来の勝率5割も見えてきた。