◇5日 ヤクルト3―6中日(神宮球場)

 神懸かった3日間だった。中日の村松開人内野手が3戦連続で1試合3安打以上の”猛打賞”をマークした。ヤクルトとの3連戦は14打数12安打。規定打席には到達していないものの、打率を4割8厘まで引き上げた。

 もはや、手が付けられない状態だ。まずは3回の第2打席。ヤクルトの先発・小沢の3球目のチェンジアップを転がし、二塁への内野安打をもぎ取った。5回は初球の直球をとらえて右越え二塁打。さらに7回は2番手・山本のツーシームを三遊間にはじき返し、3安打の固め打ち。「しっかり投手と対戦することができていると思います」と好調を実感している。

 この3連戦は5打数5安打、5打数4安打、4打数3安打で計12安打と大暴れ。今季は神宮球場に限ると打率8割7分5厘。明大時代に東京六大学野球を戦った慣れ親しんだ地でもあり、驚異的な数字をたたき出している。

 「慣れているので見やすさはありますが、相手はプロ。いつも結果が出るとは限らないので、またしっかり準備してやっていきます」。気を引き締め、次戦へと向かう。