◇7日(日本時間8日)MLB カブス3―2パドレス(シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(30)は地元のパドレス戦に先発。メジャー自己最多の102球を投げ、8奪三振など7回3分の0を7安打2失点、1四球と好投したが勝敗は付かず、自身6連勝はならなかった。

 1球に泣いた。今永が8回のマウンドに上がったのは、メジャー7試合目の登板で初めて。だが、無死一塁からプロファーに投じた真ん中低めのボール球、135キロの宝刀スプリットをすくい上げられた打球は、無情にも左中間フェンスを越える逆転2ラン。それでも、カブスはブッシュのサヨナラ7号ソロで劇的な逆転勝利を収め、今永のメジャー初黒星は回避した。

 米野球データアナリストのサラ・ラングスさんによれば、今永の「デビューから先発7試合で防御率1・08&5四球」は、防御率が両リーグで公式記録となった1913年以降の大リーグで史上初の快挙だった。

 また、「開幕から先発7試合で防御率1・15以下&5四球以下」も、ナ・リーグで防御率が公式記録になった1912年以降、カブス投手でわずか4人目。他の3人は1920年グローバー・アレクサンダー、52年ウォーレン・ハッカー、2015年ジェイク・アリエッタ。