◇10日 広島6―3中日(マツダ)

 中日の先発・松葉貴大投手(33)が4イニング2/3を投げて、8安打3失点。記録に残らない守備のほころびから広島打線につながれ、今季2敗目を喫した。

 3回まで無失点だったが、2点を先制した直後の4回1死から菊池が三塁右へのゴロを放った。ここで、石川昂の一歩目が遅れ、白球は左前へ転がっていった。2死から末包のライナーが左腕の上部を直撃し、内野安打となった。バットの先だったためトレーナーを制して続投したが、中村健と矢野に連続適時打を許して追い付かれた。

 5回も1死から秋山が放った右翼へのライナー気味の飛球にスライディングキャッチを試みた細川がグラブに当てながら落球(記録は安打)。犠打や四球などで2死一、二塁とされると、4番・小園に一、二塁間を破られて勝ち越された。ここで立浪監督がベンチを出て、交代を告げた。マウンドを降りた左腕は「先に点を取ってもらったので、なんとか長いイニングを投げたかったです」と悔しがった。