◇16日 中日4―9阪神(バンテリンドームナゴヤ)

 終始苦しい投球が続いた。先発した中日・梅津晃大投手は3イニング0/3で7安打を浴びて6失点。今季最短での降板となった右腕は「課題は試合ではっきりと出ている。また1軍の舞台で投げられるように」と車に荷物を積みこんだ。 制球が序盤から定まらなかった。初回、先頭・井上の四球をきっかけに1死後、二、三塁。4番・原口は三ゴロに打ち取ったが、三塁・石川昂がファンブル。先制点を許すと、なおも一、三塁のピンチで糸原に左前へと運ばれて、さらに1点を失った。

 2回以降は、ノーワインドアップから、走者なしの場面でもセットポジションに投球フォームを変更。2、3回はなんとかスコアボードに「0」を刻んだが、4回に再び暗転。先頭・糸原をストレートの四球で歩かせると、前川以降、4連打を浴び、降板。この回だけで4点を失い、試合が壊れた。

 立浪監督は4敗目を喫した右腕について「四球からの失点が今年一番多い。打たれるのはしょうがないが、四球でピンチを広げるというのはね。いいボールはある。本人が一番分かっていると思うのでしっかりやり直してほしい」と話した。