◇22日 ウエスタン・リーグ ソフトバンク2―2中日(タマスタ筑後)

 中日の新外国人、アレックス・ディカーソン外野手(33)が「3番・指名打者」でフル出場。無安打だったが、延長10回に押し出しの死球で貴重な打点を挙げた。3月末からここまで2軍で調整してきたが、23日から1軍に合流する。

 腰痛から実戦復帰4試合目のディカーソンが、”全快”を宣言だ。復帰後初めてスタメンでフル出場。安打こそ出なかったが、前日まで2試合連続安打を放つなど打撃の状態も上々のようだ。23日に1軍の全体練習に合流することが決定。「とてもうれしく思う。リハビリ期間が長かったけど、状態が良くバットが振れている」と語った。

 今季は3月29日のヤクルトとの開幕戦(神宮)に「7番・左翼」で先発出場し、初打席で来日初安打を記録した。ただ、翌30日の試合前練習で腰痛を発症。翌31日に出場選手登録を抹消されてから2軍で調整していた。井上2軍監督は「1軍もどんな状態か見たいと思う。そんなに実戦をやっていないけど、ボール球も振らないし大したものだと思う。明日、合流させます」と説明した。

 4月初旬には家族が来日。妻と2人の息子(3歳と1歳)のためにも、1軍で活躍する姿を見せたいたいところ。「毎打席、1球1球、コンパクトに打つことを心掛けてやっていたので、それを1軍でも発揮したい」と意気込んだ。メジャー通算40本塁打のディカーソンの巻き返しがいよいよ始まる。