◇23日 女子ゴルフ リゾートトラストレディス第1日(兵庫県三木市、関西GC)

 小林夢果(20)=ヨコハマタイヤジャパン=が8バーディー、3ボギーの67をマーク。5アンダーで3月のアクサレディス以来の首位発進を決めた。同じ5アンダーの首位に金沢志奈(28)=クレスコ、小林光希(22)=三徳商事、藤田かれん(23)=ライク=が並び、1打差の4アンダー5位で上田桃子(37)=ZOZO=ら6人が続いた。前週優勝の竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=は1アンダーの31位とやや出遅れた。

 形状が「ポテトチップス」と称されるアンジュレーションのきついグリーンで小林夢果が「今日はパットが全部入ってくれました!」とニコニコで上がってきた。1パット13度、2パット5度の合計23パット。「今年一番入った」と喜んだ。

 スタートの10番で3メートルのパーパットを決めたときから「感じがだんだんよくなって」というが、体調不良のため火曜日の練習ラウンドはアウトの9ホールしか回っていなかった。「このコースに来るのは初めてでインはぶっつけ本番でした」。11番でボギー先行も12、13、15、16番でバーディーを奪取。17番をボギーにしたが、18番バーディーで11パットの33。アウトでも2つスコアを伸ばして首位に立った。

 「2番では3番ウッドで打ったセカンドが280ヤード近く飛んじゃって、グリーンオーバー。飛びすぎてビックリ」と飛ばし屋の本領をみせたが、前週は予選落ち。「セカンドショットで、ちゃんとピンを狙えてない」とアライメントから修正した。さらに、師匠である尾崎将司にアプローチについて怒られたという。

 どんな状況からでも58度ウェッジを持っていたことに関して、「もっと違うクラブを使ってランニングとかもやれって」とアドバイス。これでイメージが変わってきたそうだ。ブレーク中の竹田麗央に続いて、同学年の規格外プレーヤーがまた一人ベールを脱ぐ。