1945年4月26日の今治空襲で命を落とした電話交換手の慰霊祭が26日、愛媛県今治市南大門町1丁目のNTT西日本今治支店ビルの慰霊碑前であり、参列者が黙とうをささげて恒久平和を願った。
 太平洋戦争末期の45年、今治では3回の空襲があった。1回目の4月26日には、近くの今治郵便局の電話交換室に爆弾が直撃し、16〜21歳の女性交換手10人が殉職。今治明徳高等女学校(現・今治明徳高校)の教職員や生徒らも犠牲になった。
 慰霊祭には、NTT西日本の社員や退職者ら計15人が参列。同社四国支店事業推進室の木田愛希子室長が「つなぐ使命を守り続けていくと誓う」とあいさつした。