「乗り過ごす可能性込みだとつり革がいっちゃん楽よ」の意外な意見も

 通勤や通学で普段から電車を使う人は多いだろう。大型連休は鉄道旅を楽しむ機会でもある。電車に乗る時は、座席の座り心地が大事になってくるが、鉄道シートを巡る“永遠の論争”が存在する。一列のロングシートか、進行方向に向いたクロスシート(ボックスシート)か。SNS上でも活発な議論が交わされている。

 電車で帰宅時に「求めているシート」「求めていないシート」について、あるXユーザーが投稿を行った。すると、数多くのコメントが集まり、大反響となった。

 投稿者は、ボックスシート派だという。なぜそう考えているのか。「求めているシートとして考える理由は、前後を向いている座席なので、発車・停車時に感じるのは前後方向の揺れで体が左右に揺れることがなく、乗り心地がよいからです」と答えてくれた。

 人によって感覚は異なり、一概には言えないが、ロングシートとボックスシートにはそれぞれメリット・デメリットがあると言える。例えば、乗降時はボックスシートは窓側の位置だと他の乗客と干渉してしまうが、ロングシートだと移動しやすい。一方で、ボックスシートは景色が見やすく観光路線ではグループの利用に好まれる。ロングシートにはない利点だ。

 ネット上では、“不要論”を唱えるなどの賛否の議論が起こっている。「最混雑路線でクロスは無理がある」「ボックスシートって出にくいしケツ痛くなりやすい。あと満員電車ではいらない存在」「このボックスシート長距離で使う分には申し分ない快適さを約束できる(実際座った感想) 旅はこれこそ楽しい」「ボックス席はガチで神」「ボックスシートは背の高い人には苦行。断然ロングシートがいい」「ロングだと端で無いと寝づらい スマホも見づらい」といった本音が続々寄せられた。

 さらに、「鉄道ファンでなければ、ロングシートのほうが好まれることが多い」「ボックス席でオッサン4人が膝付き合わせるのイヤ(笑)」「最近の東のボックスシート固すぎてロングの方が快適に感じた」という見解も。また、「乗り過ごす可能性込みだとつり革がいっちゃん楽よ 帰宅時でも出勤時でも」といった“第三の意見”も出てきた。

 投稿者は興味深く反響を受け止めたといい、「やっぱり人によって求めているシートは違うんだな、と思いました」。さらに、ボックスシート愛好家として「もう少しボックスシートの座席を柔らかくしてほしいです」と、鉄道各社にリクエストを送っている。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム