イ・ミンギ主演のアクションコメディー「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」(全12話/毎週月・火曜配信)の第1話&第2話が、5月14日までに配信された。抜群のルックスで人気のミンギが演じる社会性ゼロで融通の利かない変人チャ・ヨンホに、視聴者から早速興奮の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

■イ・ミンギがコミュニケーション下手な変人キャラに

本作は、署内で全く相手にされない交通犯罪捜査チーム(通称TCI=Traffic Crime Investigation)が絶妙なチームワークで無法者たちを検挙しまくる痛快アクションコメディー。そこに、交通犯罪捜査に関する豊富な資格と鋭い分析力・推理力を持つ青年チャ・ヨンホ(ミンギ)も加わり、個性豊かなTCIの面々がチーム戦で交通犯罪の捜査に乗り出していく。「復讐代行人〜模範タクシー〜」のパク・ジュヌ氏が監督を務める注目作だ。

低音ボイスと183センチの長身を誇るモデル出身俳優・ミンギ。抜群のルックスを生かしたロマンス作品の印象が強い一方で、ドラマ「私の解放日誌」(2022年)では“ダサい”という理由で女性にフラれる情けないキャラクターを好演。変幻自在の演技力を披露したのも記憶に新しいが、「クラッシュ―」で演じるヨンホは天才的な捜査能力と揺るぎない正義感を持つものの、コミュニケーション能力は壊滅的…という変人キャラだ。


■「保険金目当てで殺しましたね?」

第1週(1・2話)では、そんなヨンホがTCIに合流するまでのエピソードが描かれた。

損保会社の調査官であるヨンホは、とある人物によって引き起こされた複数の死亡事故が保険金狙いの連続殺人ではないかと疑い、コツコツと単独で調査を重ねていた。

一見するとぼんやりとした雰囲気のヨンホだが、実は高い調査能力と揺るぎない正義感の持ち主。現場のブレーキ痕から事故の原因を正確にシミュレーションし、疑わしい人物のもとにたった一人で乗り込んで「保険金目当てで殺しましたね?」と真正面から切り込み、さらには新たな殺人を防ぐため自ら暴走車両の前に飛び出していく。

■イ・ミンギの“変人めがねキャラ”にファン沸騰

周囲に理解されなくても一向に意に介さず、殺人事件の調査もまるで日々の雑務の一環といった雰囲気で淡々とやってのける独立独歩なヨンホ。クライマックスの捕り物シーンではその独立独歩ぶりがピタリとハマる一方、相手が警察署長であってもルールを曲げることは絶対にしない融通の利かなさがコミカルに描かれる場面も。

視聴者からも「前髪メガネのミンギさんかわいすぎ!」「神経質そうな理系丸メガネ姿がハマってる!」「イ・ミンギのキャラがいい!」「ミンギさん、作品のたびにイメージ全然違ってすごい」「イ・ミンギは愛嬌ゼロなはずのキャラを愛おしく演じる天才だと思う」の声が上がるなど、盛り上がりを見せている。

ヨンホとタッグを組むTCIメンバーも、個性派ぞろい。高いアクションスキルと運転技術を持ち合わせるチームリーダー、ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)をはじめ、曲がったことが大嫌いで故事成語を語りたがる班長チョン・チェマン(ホ・ソンテ)、車マニアで防犯カメラ分析のスペシャリスト、ウ・ドンギ(イ・ホチョル)、チームの末っ子キャラのオ・ヒョンギョン(チェ・ムンヒ)の4人が、見事なチームワークで交通関連犯罪を取り締まっていく姿が爽快だ。

■驚愕カーチェイス&クァク・ソニョンの武術アクションにほれぼれ

交通がテーマの作品だけに、カーアクションがとにかくダイナミック。韓国ドラマならではの豪快なカーチェイスに加え、犯人の乗った車両の前に回り込んだソヒの車がバック走行で犯人車両の逃走を食い止めるシーンなど、見たことのないカーアクションが随所に登場する。さらに、1話序盤の捕り物シーンでさっそく登場するクァク・ソニョンの豪快な武術アクションも、ほれぼれするほどのかっこよさだ。

スカッと爽快なアクションと愛すべきキャラクターたちのコミカルなやりとりが楽しい新ドラマ「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」。次回は5月20日(月)に第3話、21日(火)に第4話がディズニープラスのスターで独占配信される。

◆文=ザテレビジョンドラマ部