浅野いにお氏もご満悦「それを聞きたかったんです」

 YOASOBIのikuraとしても活動するシンガー・ソングライターの幾田りら、タレントで歌手のあのが24日、都内で行われたアニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』後章公開記念舞台あいさつに出席した。

 本作は『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された浅野いにお氏による同名漫画。東京上空に巨大な宇宙船、通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、ハイテンション女子高生ライフを謳歌する少女たちを描く。

 幾田が担任教師の渡良瀬に思いを寄せる小山門出(こやま・かどで)、あのが門出の親友で戦争ゲームオタクの“おんたん”こと中川凰蘭の声を担当。演じた2人の友情について聞かれると、幾田は「世界中を敵にしてもそばにいたい存在はすごいし、憧れ。人っていいところも悪いところもあるけど、それをひっくるめて愛せる存在があることはいいこと」と語る。

 あのも「絶対的な存在がいるのはある意味うらやましい」といい、「友情・青春というところは自分が経験してこなかったのでこの作品で疑似体験。自分の高校時代を書き換えられた」とほほ笑んだ。

 原作者の浅野氏は「2人はあまりうまく話せない雰囲気あったけど、共演されてどう?」と質問されると、あのが「最初は友達とは思えない距離だった」と素直に告白。アフレコやさまざまな宣伝活動を経て距離は縮まり、「最初に比べたらちょっとずつ距離は縮まっている」と笑顔の幾田。ようやく2人でご飯に行く機会も得たといい、あのは「焼き肉にいきました。2人ともあまり食べなくて『これ何のお肉?』と言いながら」。2人の仲むつまじい様子に浅野氏は「それを聞きたかったんです」とご満悦の様子だった。

 舞台あいさつには声優の島袋美由利、大木咲絵子、和氣あず未、白石涼子、入野自由、内山昂輝、坂泰斗も参加した。ENCOUNT編集部