大谷は編集部たっての願いを快諾

「週刊少年ジャンプ」編集部(集英社)が、読者の人生を変えるようなスポーツ漫画の誕生を目指し、新たに「ジャンプスポーツ漫画賞」を開催することを27日、発表した。

 週刊少年ジャンプは1968年7月11日に月2回刊行の「少年ジャンプ」として創刊。69年10月1日から「週刊少年ジャンプ」と誌名変更して週刊化。数々の大ヒット作を次々に生み出し、95年新年3・4合併号(94年12月20日発売)では漫画誌として史上最大発行部数653万部を記録。コミックスの累計発行部数が1億部を超える作品を多数創出し、少年漫画界をけん引し続け、2023年7月に創刊55周年を迎えた。

「ジャンプスポーツ漫画賞」の応募期間は5月27日から10月31日までとなっており、プロ・アマ問わず応募資格がある。入選100万円、準入選50万円、佳作30万円、最終候補5万円、有望投稿作1万円の賞金が用意されている。

 審査員には、『SLAM DUNK』の井上雄彦氏、『アイシールド 21』の原作担当・稲垣理一郎氏、『黒子のバスケ』の藤巻忠俊氏、そしてMLBのロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平が就任。大谷には“多くの人に勇気と笑顔を届ける、そんな「スポーツの力」がより広がることを目指す新スポーツ漫画賞。そのために最高のスポーツ漫画家である3人の先生に加えて、最高のスポーツ選手である大谷に審査員へ加わってほしい”という週刊少年ジャンプ編集部たっての願いを快諾し参加となった。「週刊少年ジャンプ」の漫画賞にメジャーリーガーが審査員として参加するのは今回が初。最終候補作品は、審査員が全作品を読み講評する。

 驚きの発表にXでは「何だこのレジェンド達www」「えっ審査員!?」「集英社すごいな」「最近の大谷情報のなかで一番面白い」「審査員も規格外やわ」「漫画の審査員に大谷翔平…? バグですか?」など驚くコメントが寄せられていた。

 各賞の発表は今年12月下旬を予定している。ENCOUNT編集部