ジャッキーちゃんとのやり取りでは『酔拳』の構えを披露

 アクション俳優のジャッキー・チェンが11日、都内で行われた「おかえり、ありがとう、ジャッキー! 映画『ライド・オン』集大成 舞台あいさつ」に出席した。本作や日本にまつわるトーク、異例のサービスで会場を盛り上げた。

 ジャッキーは今回、映画『1911』(2011年)以来、約13年ぶりに公式来日。そんな日本で食べたいものを質問されて、日本語で「カニ!」と回答。会場に笑い声がこだまする中、ジャッキーは続けて「ラーメン……九州ラーメン! あ〜、わさび」と話してニッコリ。

 行きたいところは「まだ今日来たばかりで時間がない。このプロモーションが終わって、広州に行ってロケ地を見ないといけない」と述べつつ、「日本のことはあちこち行った。よく知ってるつもりです」と笑った。

 舞台あいさつには、ラリー・ヤン監督、ジャッキーのモノマネで知られ、芸歴10周年を迎えたジャッキーちゃん、同作の小学生・中学生向け宣伝キャンペーンの発案者である一般中学生・山田君も登壇。ジャッキーちゃんとのやり取りの間には、自身の代表作『酔拳』の構えを披露する一幕も。

 さらに終盤、上機嫌になったジャッキーは、会場に流れる主題歌「青春故事」を耳にするとアカペラで熱唱。さながらコンサート会場と化し、ジャッキーの旺盛なサービス精神に、会場中から「ジャッキー!」と叫ぶ声が相次いだ。

 同映画は、ジャッキーの芸歴50周年を記念したアクション映画。香港映画界伝説のスタントマンと言われるも、ケガをきっかけに第一線を退き、借金取りに追われながら中国の撮影所に住み込むルオ・ジーロン(ジャッキー)の奮闘を描く。中国では2023年4月に、日本国内では今年5月31日に公開された。ENCOUNT編集部