新型コロナウイルスの助成金制度を悪用し、約700万円をだまし取った疑いで、南相馬市小高区にある自動車運送業の男ら3人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、南相馬市小高区の自動車運送業「小高建設」代表取締役の58歳の男と27歳の妻、それに、当時従業員だった58歳の男です。

警察によりますと、男らは、2020年6月ごろ、福島労働局に対し、休業していないにもかかわらず、休業したとうその申請を複数回して、新型コロナウイルスの雇用調整助成金、約700万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察が、福島労働局からの告訴を受けて捜査したところ、3人が関与している疑いが強まったとして逮捕しました。

警察は、3人の認否について、「捜査に支障がある」として明らかにしていません。

福島労働局は「小高建設」が雇用調整助成金、約4895万円を不正に受給したと発表していて、警察は、余罪についても、調べを進めています。