平日は仕事などで忙しく、料理を作る余裕がない方もいらっしゃるでしょう。 そのような場合、スーパーの惣菜を購入するという方も多いかもしれません。 しかし平日毎日惣菜を買うと、自炊するよりも食費が高くなるのではと不安になるのではないでしょうか。   この記事では、平日毎日スーパーの惣菜を購入するのと自炊をするのとではどのくらい食費が変わるのかをご紹介します。

スーパーの惣菜を買うのと自炊するのはそれぞれどのくらい食費がかかる?

スーパーの惣菜を毎日買う場合と自炊する場合、食費はそれぞれどのくらいになるのか調べてみました。
今回は毎日夕食1食分を惣菜にした場合と自炊した場合を想定し、それぞれ食費を算出しています。
 
まずは平日毎日1食、惣菜を買う場合の食費です。
株式会社ロコガイドが行った「お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート」によると、惣菜を購入する際の平均金額は570円です。
週5日毎日だと1ヶ月で約1万1400円、1年では約14万8200円になります。
惣菜を購入する場合は、家にあるご飯やインスタント食品などをプラスするケースも想定されるため、実際にかかっている食費はさらに多いかもしれません。
 
次に平日毎日1食、自炊をした場合の食費です。
ゴーフード株式会社が行った「一人暮らしの食生活に関するアンケート」によると、一人暮らしの自炊1回当たりの食費は301円〜500円が1番多い回答となっています。
仮に1番安い301円だったとすると、週5日毎日だと1ヶ月で約6020円、1年では約7万8260円になります。
 

スーパーの惣菜を毎日買うのと自炊するのでは食費はどのくらい変わる?

スーパーの惣菜を毎日買う場合と、自炊する場合の食費が前章でご紹介した通りであれば、それぞれの差額は表1の通りになります。
 
表1

1日当たり 1ヶ月当たり 1年当たり
惣菜の場合 約570円 約1万1400円 約14万8200円
自炊の場合 約301円 約6020円 約7万8260円
差額 約269円 約5380円 約6万9940円

※筆者作成
 
スーパーの惣菜を毎日買った場合と自炊する場合を比較すると、自炊の方が1年で約7万円安いという計算になります。
1日1食で算出しているため、もし3食すべて惣菜だったとすると、さらに費用の差は高額になるでしょう。
 

一人暮らしの1ヶ月の食費は一般的にどのくらい?

食費に関して、一般的にどのくらいの金額をかけているものなのかは気になるところでしょう。
 
総務省統計局が公表している2023年のデータによると、単身世帯の1ヶ月の食料品費と外食費の世代ごとの平均は表2の通りです。
 
表2

食料品費 外食費
全体 4万2049円 9690円
34歳以下 3万8666円 1万6886円
35〜59歳 4万6498円 1万3271円
60歳以上 4万1078円 5025円
65歳以上 4万527円 4575円

※「政府統計の総合窓口 e−Stat 統計表・グラフ表示 家計調査 家計収支編 単身世帯 表番号002 用途分類(年齢階級別)」を基に筆者作成

ライフスタイルによって、食費にどのくらいの費用をかけるかは人それぞれですが、平均よりも多すぎる場合は、節約できないか検討してみてもいいかもしれません。
 

平日毎日惣菜を購入している場合、自炊よりも年間約7万円損をしている可能性がある

平日毎日1食をスーパーの惣菜にしていた場合、自炊するよりも年間約7万円損をしている可能性があります。
 
忙しい方は、急に毎日自炊を始めるというのは難しいでしょう。
時間に余裕がある日から、少しずつ自炊に変えてみると食費が節約できるかもしれません。
 

出典

株式会社ロコガイド お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート(PR TIMES)
ゴーフード株式会社 低糖質研究所 GOFOOD調べ 春から新生活!「一人暮らしの食生活」に関する調査
GOFOOD(ゴーフード)
政府統計の総合窓口(e−Stat) 統計表・グラフ表示 家計調査 家計収支編 単身世帯 表番号002 用途分類(年齢階級別)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー