29日の1日で、5円以上乱高下した円相場は、政府が為替介入に踏み切ったのではないかとの観測から、連休明けの30日は1ドル = 156円台での神経質な取引となっている。

外国為替市場の円相場は29日、約34年ぶりの円安水準となる1ドル = 160円台を突破したあと、数時間で154円台まで急激に円高が進む荒い値動きとなった。

市場では、政府による為替介入があったのではないかとの観測が広がる中、30日は156円台での取引となっている。

財務省・神田財務官「引き続き、必要なときには、適切な対応を取ってまいるということに尽きます」

財務省の神田財務官は「過度の変動は、国民生活に悪影響を与える。しっかり対応していく」などとして、市場をあらためてけん制した。