飛行機の中で、乗客同士の殴り合いのけんかが目撃された。
このあと、止めに入った客室乗務員に意外な結末が待っていた。

5月7日、台湾の台北を飛び立った飛行機で起きたトラブル。

白いワイシャツを着た男が、青い服の男に殴りかかる。
それを止めに入る複数の客室乗務員。

引き離そうとしたところ、男のひじが顔面を直撃するが、男は手を離そうとしない。

今度は青い服の男のほうが立ち上がり、やり返す。

機内には悲鳴が響く中、2人はさらにヒートアップしている様子。

そのとき、客室乗務員の1人が「ストップ! 静かに!」と一喝いれる。

自分たちより大きな相手を、体を張って止め続ける客室乗務員。

地元のメディアによると、このけんかは、約11時間のフライト中、3時間も続いたという。

原因は、座席をめぐるトラブル。
青い服の男が空いていた席に座っていたところ、その席の乗客だった白い服の男が戻ってきて口論となり、殴り合いに発展したという。

この映像がSNSに投稿されると、けんかの激しさよりも、毅然(きぜん)とした客室乗務員の対応に称賛の声が上がった。

思わぬ形でイメージアップとなった航空会社は、客室乗務員に臨時ボーナスを出す予定だという。