大阪府枚方市で交際相手とみられる女子大学生を殺害した疑いで26歳の男が逮捕された事件。女子大学生の傷は50カ所以上あったことが分かった。

5月18日、大阪府枚方市の集合住宅で、この部屋に住む大学2年生の渡邉華蓮さん(19)が死亡しているのが見つかり、兵庫県明石市の無職の西光勝容疑者(26)が殺人の疑いで逮捕された。

■司法解剖で50カ所以上の傷 強い殺意があったか

21日に行われた司法解剖で、渡邉さんの死因は首を刃物で刺されたことによる失血死で、刺し傷や擦り傷など合わせて50カ所以上あったことが分かった。警察は強い殺意があったとみている。

■容疑者の同級生は「当たり障りない子」 卒業文集には「友達の大切さ」

交際関係にあったとみられる渡邉さんと西光容疑者。

西光容疑者の小中学校の同級生は…
西光容疑者の小中学校の同級生:当たり障りない子ちゃう。いじめられる対象でもなけりゃ、不良とかグレる様子もなけりゃ、笑顔かなずっと。友達関係のもめごととかもないし。

西光容疑者が書いた中学校の卒業文集では、「友」というタイトルで、友達の大切さについて書かれていた。

西光容疑者の卒業文集:「家族の次に大切なのが友達だと思います」「15年間、そしてこれからも友達はとくべつな存在」

■「あいつが人殺すくらいなら、世の中の人間全員人殺しできる」

-Q.今回の事件聞いてどう思った?
西光容疑者の小中学校の同級生:嘘やろってなるやろ、そんなことある、みたいな。あいつが人殺すくらいなら、世の中の人間全員人殺しできるやんって。

渡邉さんが死亡したのは遺体で見つかる2日前の5月16日とみられ、西光容疑者は警察に通報するまでの2日間、大阪市内のホテルに潜伏していた。西光容疑者は逮捕された際、渡邉さんの自宅の鍵とスマートフォンを持っていたということだ。

調べに対し西光容疑者は「包丁で彼女を刺して殺しました」と容疑を認めている。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年5月22日)