3月26日にタイに勝利し、次回のFIFAランクではアジア3位維持の見込み

 韓国代表は3月シリーズで、タイ代表と北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で2連戦を行い、1勝1分の結果を収めた。4月に発表されるFIFAランキングでは、日本、イランに次いでアジア3位をキープする見込みで、韓国メディアは「アジア3位…この順位が重要な理由」と伝えている。

 昨年11月のW杯アジア2次予選で2連勝を飾った韓国は、3月21日にホームで行われた第3節でタイと対戦。前半42分にFWソン・フンミンのゴールで先制したが、後半16分にタイMFスファナット・ムエアンタに同点弾を決められ、1-1のドローに終わった。

 2月15日発表のFIFAランクは18位日本、20位イラン、22位韓国、23位オーストラリアの順。しかし、韓国はタイ戦の引き分けで1566.21ポイントから7.47ポイントマイナスの1558.74ポイントで24位、、レバノンに2-0で勝利したオーストラリアは1554.82ポイントから4.62ポイント加点の1559.44ポイントで23位キープとなり、韓国はアジア4位に後退する可能性があると、韓国の総合ニュースサイト「ニューシス」が取り上げていた。

 しかし、韓国はリターンマッチとなった3月26日に行われた第4節で3-0と勝利。オーストラリアもレバノンに5-0で大勝したが、韓国の総合ニュースサイト「news1」は「アジア3位…この順位が重要な理由」と見出しを打って取り上げている。

「韓国はタイ遠征に完勝し、FIFAランキングにおいてAFC(アジアサッカー連盟)加盟国の中で3位を守った。この場を守ることが非常に重要だ。そのためには6月の(W杯予選)2連戦で全勝が求められる」

 記事では、FIFAランキングのAFC加盟国上位3か国には、「9月から始まるW杯3次予選で第1ポットの資格が与えられる」とし、「すでに日本とイランが上位2枠を占めており、韓国とオーストラリアが最後の椅子をめぐって争っている状況だ」と、その重要性について触れている。

 韓国のパク・チャンハ解説委員は「第2ポットに回ることになれば、避けたい日本やイランと対戦しなければならない可能性が高くなる。もし日本、イランと同じ組になり、第3ポットでイラク、第4〜5ポットで上昇気流の中東国と対戦することになれば厳しいスケジュールになる」と見解を述べていた。

FOOTBALL ZONE編集部