松井大輔氏が三笘について熱弁

 最終節まで目が離せないイングランド1部プレミアリーグ。日本人選手も4人所属するなか、元日本代表MF松井大輔氏は「偏見で挙げるなら…」と前置きしつつ、MVPに三笘薫(ブライトン)を選出している。

「ABEMA(アベマ)」の企画で、松井氏が「プレミアリーグ年間ベストイレブン」を選ぶ。名立たる名手が並んだなか、英国に所属する三笘、遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、橋岡大樹(ルートン・タウン)についても触れている。

 話題がMVPに移ると、松井氏は唸りながらも「僕は偏見で挙げるなら…もう三笘くんなんですよ」と回答。前半戦その実力を示し今季3ゴール4アシストを記録する三笘だが、度重なる負傷による欠場も多い。現在は背中の負傷を抱え、復帰は来シーズンと目されている。

 それでもブライトンの2023-24シーズン「プレイヤーズ・アワード」で三笘の一撃がシーズンベストゴール(vsウォルバーハンプトン戦/第2節)に選ばれるなど、その実力は現地でも認められている。

 現役時代はドリブラーとしても名を馳せた松井氏は「ドリブル理論を自分のなかで持っている」と、三笘の能力を絶賛。「頑張ってほしい」という思いも込めつつ「日本人のマラドーナかメッシだと僕は思っている」と期待を懸けた。

「『周りの評価が低くないですか』と僕は言いたい。プレミアでももっと高いですよ。あの3人を抜いたゴール(前述のシーズンベストゴール)はなかなかないですよ。普通できない」

 国内外で注目を集めたウォルバーハンプトン戦の鮮烈弾。来季の復活を願い、三笘についてドリブラーらしい意見を展開していた。

FOOTBALL ZONE編集部