クリスタル・パレスが5億9000万円のオファーを出したとされる

 イタリア1部ラツィオに所属するMF鎌田大地は、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。契約延長のオプションは鎌田自身が握っているとされるなか、ラツィオ専門サイト「The Laziali」は、鎌田が年俸アップを要求していると報じた。

 マウリツィオ・サッリ前監督の下、出場機会が限定的だった鎌田だが、イゴール・トゥドール監督の就任とともにチームの中心選手となる。現地時間5月19日のセリエA第37節のインテル戦(1-1)では、左足で先制ゴールを記録した。

 最近の活躍もあり、フリー移籍が可能となる鎌田にはイングランド1部クリスタル・パレスからも関心を示されているという。鎌田は5月30日までにクラブとの契約を3年更新する権利を持っているものの、長期の契約は望んでいないため、給料アップを含めた新たな契約を要求すると報じられている。

 記事によれば、「選手は現在年間300万ユーロ(約5億円)を得ているが、これを350万ユーロ(約5億9000万円)に上げることを求めている。鎌田の新しいリクエストの背景には、クリスタル・パレスからのオファーがある。パレスは南ロンドンで、かつてフランクフルトで組んでいたオリバー・グラスナー監督とMFを再び組ませたい意向だ。プレミアリーグの巨人は350万ユーロというラツィオ残留に鎌田が提示したのと同じ金額のオファーを出したとされる。イタリアの首都クラブがこれを受け入れるかが待たれる。彼の要求に応えないのであれば、鎌田はプレミアリーグへ行くことになるかもしれない」と、ラツィオの判断次第だとしている。

 イタリア1年目では、リーグ戦28試合で2得点2アシストという数字に終わった鎌田だが、来季は再び戦いの舞台を移すことになるのだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部