FAカップ決勝でマンUに1-2敗戦

 イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間5月25日に行われたFAカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッドに1-2で敗れ、準優勝に終わった。今季2戦2勝のライバル相手に前半から主導権を握られる展開でタイトルを逃した。プレミアリーグ4連覇を果たした絶対王者に何が起きていたのか。チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、自らの“戦術ミス”を認めていた。英公共放送「BBC」が報じている。

 シティは前半30分、DFヨシュコ・グバルディオルとGKシュテファン・オルテガの連係ミスからFWアレハンドロ・ガルナチョに先制ゴールを許した。カウンターに好機を見出すユナイテッドの攻撃に手を焼き、同39分には大きなサイドチェンジの展開からMFコビー・メイヌーに決められ、前半だけで2点のビハインドを背負った。

 後半42分に途中出場のFWジェレミー・ドクがカットインからのシュートで1点を返すも時すでに遅し。7分のアディショナルタイムが取られたあとに1-2のままタイムアップを迎えた。昨季の決勝は同カードでシティが2-1で勝利していたが、そのリベンジを果たされる格好となった。

 リーグとの2冠、そして大会連覇を阻まれたグアルディオラ監督は試合後、「マンチェスター・ユナイテッド、FAカップ優勝おめでとう」とライバルを祝福し、試合内容については次のように振り返っていた。

「私のゲームプランが良くなかったと思う。後半は良くなった。0-2となって失うものがなくなり、より集中していた。タイトなゲームだった。後半には明確なチャンスがあったが、相手がマンマークでポケットを守っていたので簡単ではなかった。チャンスはあったが、残念なことにゴールを決めるのは少し遅かった。

 私の決断によって、攻撃時に正しいポジションを取れていなかった。私のミスだ。ゲームプランが良くなかった。選手たちは理由を分かっている。戦術的に良くなかった。今日の私は良くなかった。普段とは異なるポジションで試合のプランを立てたが、上手く機能しなかった」

 プレミアリーグで前人未到の4連覇を成し遂げたグアルディオラ監督だが、この大一番では戦術が上手くハマらなかったと認めていた。

FOOTBALL ZONE編集部