今季も低調なパフォーマンスが続き、マンチェスター・ユナイテッドはなかなか復権の目処が立たないでいる。英メディア『90MIN』は、今夏に大規模なチーム刷新を行うだろうと報じているメディアに対して、不満を示すエリック・テン・ハフ監督のコメントを現地時間2日に報じている。

　プレミアリーグ第34節終了時点で、ユナイテッドは勝ち点54の6位につけている。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権獲得はほぼ不可能な状況であり、UEFAヨーロッパリーグもしくはUEFAカンファレンスリーグの出場権を最低限確保することが至上命題となっている。

　低調なパフォーマンスが続いているチームの状況も相まって、同メディアは「ユナイテッドは夏の移籍期間中にトップチームのチームのほとんどに対するオファーに耳を傾ける用意がある」と、現地時間29日に報じていた。

　チームが大規模な刷新を図るとの報道されたことに対して、テン・ハフ監督は「まったくのくだらない報道だ」と不満を示した上で、「私たちは移籍に関していくつかの調査を行ったが、いずれも報道は真実ではなかった」と、ユナイテッドに関する報道は真実ではないことを指摘している。

　また、今夏のユナイテッドの移籍に関する計画について、「（サポーターが）期待するレベルをまだ下回っていることも分かっているので（上位のチームに）追いつく必要がある。（監督に就任してから）5回目のウィンドウに突入している。2回のウィンドウはまったく問題なく、2回は失敗に終わった。我々は新たな改善をする必要がある」と、今夏の移籍市場で新たな選手を獲得することを示唆していた。

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