リバプールに所属する31歳の日本代表MF遠藤航の評価が揺れ動いている。米メディア『ジ・アスレチック』でリバプール番を務めるジェームズ・ピアース記者が、同選手の才能を評価しつつ、補強が必要との見解を示した。英メディア『ギブ・ミー・スポーツ』が報じている。

 リバプールは昨夏、シュトゥットガルトから1600万ポンドで遠藤を獲得。加入当初は過小評価されることが多かったものの、フラム戦でゴールを決めたのをきっかけに評価が一変した。アーセナル戦やマンチェスター・ユナイテッド戦など重要な試合でもフル出場を果たす試合が増え、マンチェスター・シティ戦ではマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。評価が高まっている遠藤だが、今季終了後にユルゲン・クロップ監督が退任するため、監督交代後の新体制では出場数が減少することが懸念されている。

 後任候補の最有力はアルネ・スロット氏だ。ピアース記者は「私としては守備的ミッドフィルダーの補強も必要だと思っている。遠藤は本当に素晴らしい暫定的な契約だと証明したが、彼が新たな6番として長期的な解決策になることはないだろうということは、なんとなくわかっていた」とし、守備的ミッドフィルダーを含め3人から4人の補強が必要との見解を示した。

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