来季のリバプール新指揮官として、アルネ・スロット監督(現在フェイエーノルト)の就任が濃厚だ。同監督が「リバプールの監督になる」と自身の去就を明言し、英『BBC』などが報じた。これを受け、英メディア『Sky Sports』が現地時間17日、来シーズンに向けた補強ポイントとして守備的MFを挙げている。

 同メディアは、間もなく契約が切れるDFフィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド、FWモハメド・サラーらとの再契約の可能性に言及しながら、「守備的MFは今夏の明確なターゲットと思われる」と見解を示した。

 その理由として、『Sky Sports』は「スロット監督がダブルボランチを多用すること」と「アレクシス・マック・アリスターをブライトン時代と同じ10番のポジションで使えること」を指摘する。その上で、同メディアは日本代表MF遠藤航について「長期的な解決策であるかどうかについて疑問がある」と述べている。

 遠藤は今季公式戦42試合に出場し、2ゴールを記録。データサイト『FotMob』が示すスタッツによると、「90分あたりのインターセプト数」ではチーム内同率3位、「90分あたりのタックル成功数」も3位、さらに「90分あたりの正確なパス数」でも3位に入っており、攻守に貢献していることが窺える。

 日本代表キャプテンは今シーズンにおいてリバプールの中盤を支えたといって過言ではない活躍を見せたが、新指揮官が着任する来季は果たして――。

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