しゅんPが教える健康診断のプチ攻略法

たとえばバリウム検査。まずいバリウムと発泡剤を飲み、傾いている検査台の上で身体をゴロゴロと回したり、逆さづりにされたりしながら行う検査です。

なかなかの苦行ですが、検査技師さんに「もう少し身体を右に」とか「大丈夫ですか?」とか質問されて返事をしたときに限って出してはいけないゲップが出ます。なので検査中は返事はしなくていいです!

生活習慣病など身体の異常を見つけるために必要な採血の時間。一部の患者さんから「一発で採ってください」「痛くしないでください」「私の血管、細いんで」など注文を受けますが、余計にプレッシャーがかかります。

針を刺す血管をマジマジと見る無言の圧力で、こちらの緊張感が半端ないです(笑)。

採血が苦手だからこそ見てしまうのだと思いますが、針を刺したり血液が抜かれたりするのを見ると、気分が悪くなる人も少なくありません。採血の瞬間は腕を見ないでおくのが、お互いのためです。

ちなみに、検査をする側としてもうひとつ。一日に100人以上を診ていく中で、ずっと聴診器で身体の音を聴いていると耳がウソみたいに痛くなっちゃうのも医者あるあるです。

病気の中には症状が出にくいものもあるため、それを見つけられる重要なきっかけにもなる健康診断。

なんらかの異常が見つかれば完治可能な段階で早くに治療ができるし、病気が見つからなくても安心が手に入れられ、自己肯定感もアップ。

「年に一度の心と身体の健康の答え合わせ」と割り切って、先延ばしせずに受診しましょう!

笑いの処方せん
ゲームが得意な技師さんはバリウム操作も上手でシュッ!
出会えたらラッキー!!

※本稿は、『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(ヨシモトブックス)の一部を再編集したものです。