健康な老後を過ごすコツ

男性が利用している介護老人保健施設は、リハビリを中心に心身の健康の回復を目的とした、半分は病院のような役割をはたす存在です。

この施設を教えてくれたのは知り合いの男性でした。じつは、その男性が、あるとき骨折して入院。数か月で完治し退院の日を迎えたものの、「家に戻っても世話をしてくれる人がいない状態」と知ったドクターが、その施設を紹介しました。

男性は施設でのリハビリに励み、日常生活に不便がないほどまでに回復。その後、自宅に戻り、ひとり暮らしを再開しました。そのことを「情報」として伝えてくれたわけです。

この2人のように、病院だけでなく、施設や公的なサービスを利用すれば、ひとり暮らしも可能でしょう。ただし、そのためには、自立心を持つだけでなく、介護施設や援助をしてくれる人たちを拒絶しないことが必要。

「他人の世話になるなんて」などと思っていては、誰とも打ち解けられません。また、そう思っている人には、周囲の人が近づいてきません。

賢いふるまい方が、健康な老後を過ごすコツと考えればいいでしょう。