アスレチックスのネビン、4試合に出場して打率.316、3本塁打、OPS.830

 アスレチックスのタイラー・ネビン外野手が、主軸としてチームを牽引している。4月30日(日本時間5月1日)に本拠地で行われたパイレーツ戦に「2番・三塁」で先発出場し、3打数2安打1打点の活躍。元エンゼルス指揮官を父に持つ26歳が、24試合に出場して打率.316、3本塁打、OPS.830をマークしている。

 昨年までエンゼルスで監督を務めたフィル・ネビン氏を父に持ち、2015年ドラフト1巡目戦力均衡ラウンドA(全体38位)でロッキーズ入り。2020年8月にトレードでオリオールズに移籍し、2021年にメジャーデビューした。2022年12月にはトレードでタイガースに移籍したが、メジャーとマイナーを行き来した。

 2023年は41試合に出場して打率.200、2本塁打、OPS.622に終わり、今年1月にはDFA(事実上の戦力外)。金銭トレードで古巣のオリオールズに復帰し、オープン戦では23試合に出場し、打率.333、2本塁打、OPS.841とアピールしたものの開幕ロースターには生き残れず、開幕直前の3月に再びDFAになっていた。

 ここで目をつけたのが、エンゼルスと同地区のアスレチックスだった。クレームに成功して獲得すると、根気強く中軸で起用。4月25日(同26日)のヤンキース戦で1号ソロを放つと5試合で3本塁打、28日(同29日)のオリオールズ戦からは3試合連続マルチ安打と才能を開花させつつある。派手ではなく木訥とした雰囲気。ルックスもどことなく父親の面影があるように感じられる。(Full-Count編集部)