その1 セレナから45.4万円引き!

NISSAN セレナ
e-POWER ハイウェイスターV(8人)
トータル値引き 45.4万円
値引き率 9.8%
From 青森県

駆け引きなしで迫ったら……
大成功! 実質50万円!!


 現在のセレナは12年落ち/15万km超。1〜2か月でエンジンオイル4Lがなくなる状態。警告灯も点灯しているので買い替えを決意しました。
 狙いはセレナ。なじみの日産は値引き26万円弱、支払い総額460万円。下取り車はゼロ査定のため、買い取り専門店への売却を勧められる。
 決算セールのチラシが出始めた2月上旬、再び日産へ
「駆け引きなしでいきましょう。付属品を追加して支払い総額が440万円になるならハンコ、押します!」
「えっ、440ですか……少々お待ちください」(戻ってきて)「下取り車を出していただければ大丈夫です」。
 注文書には車両本体とメーカーオプション(68万6400円)から38万4203円引き、付属品(26万5043円)から7万円引き、下取り額7万円となっていました。

値引き採点 5
年度末決算にタイミングを合わせてズバリと迫ったのが功を奏しました。値引き合計45万円なら文句なしのウルトラCクラスです。高取り分も含めると、実質的に50万円引きと考えていいでしょう。


その2 ソリオから27.2万円引き!

SUZUKI ソリオ
ハイブリッドMZ
トータル値引き 27.2万円
値引き率 11.0%
From 兵庫県

親子二代、絆は深い!
攻守二人、満面の笑顔


 狙いはソリオ一択。父の代からお世話になっているクルマ屋さん(サブディーラー)では値引き10万円でした。
 近隣のスズキ販売店やサブディーラーをまわると、10万円を大きく上回る値引きが出ました。前述のクルマ屋さんに他店の条件を伝えると「到底うちでは対抗できません」。
 このクルマ屋さんから買いたかったので残念な気持ちで帰宅。すると、しばらくしてクルマ屋さんが息せき切って訪問。満面の笑顔で「お父さんからの付き合いなので、相談の結果、何とか納得していただける条件が出ました!」。
 なんと、大逆転です!
 値引き額は車両本体と付属品(37万2442円)から27万2442円。さらに社外品のドラレコの取り付け工賃と希望ナンバーも無料サービス。
 私も担当さんに負けない満面の笑顔で契約できました。

値引き採点 5
獲得した値引き額は無料サービスまで含めると「合計30万円前後に達している」と考えてかまいません。値引きを30万円として計算すると「値引き率は12%を超えている」ので採点は5としました。


その3 NXから9.4万円引き!

LEXUS NX
350h Fスポーツ
トータル値引き 9.4万円
値引き率 1.4%
From 神奈川県

“レクサスの壁”崩壊!
“奇跡の20万円”奪取!?


 ハリアーやエクリプスクロスも検討したが、本命はレクサスNX。経営の違うレクサス店2社と商談するが、月刊自家用車の情報通り「値引きゼロ」。ハードルの高さを実感する。
 3月初旬、再びレクサスA店へ。やはり車両本体値引きはゼロ、付属品の割引もなし。
 続いてレクサスB店へ。
「何度もご来店いただいているし、うちの店と同系列のトヨタC店でこれまで2台をご購入の実績があるので、今日は踏み込んだ提示をします」
 まずはフロアマット(9万3500円)を無料サービス。さらに付属品2点を要求すると「今日決めていただけるなら」とのことでOKに。
 注文書に記載された値引き額はフロアマット分の9万3500円だけだが、22年落ちのイプサムの下取り額として12万2670円(他店では3万円)が計上されていた。

値引き採点 5
一部改良直後の新型NXから9万3500円の無料サービスなら特上クラスです。さらに下取り額の12万2670円は大部分が“実質的な値引き”なので「20万円引きに成功した」とみていいでしょう。


著者:内外出版/月刊自家用車