次期レクサスES予想CG

レクサスのミドルサルーンES。元々は1989年に当時日本で販売されていた3代目カムリ/ビスタの4ドアハードトップモデルをベースに、当時の北米レクサスにおけるエントリーモデルとして誕生した。

レクサスESは、2代目、3代目、4代目までは日本市場でトヨタブランドからウィンダムとして販売され、当時のハイソカーブームもあり人気を集めたが、5代目、6代目は再び海外レクサスブランドのみの販売となり、2018年に登場した7代目から日本市場において、初めてレクサスESとして販売が開始された。

その後、2020年に販売終了した4ドアセダン、レクサスGSのポジションを担ってきたレクサスESの通算8代目となる新型の情報をキャッチしたのでお届けしよう。

2025年前半にもデビューが予想される新型ESは、現行型と同じGA-Kプラットフォームに改良を加えて引き続き採用する。このプラットフォームは、トヨタのマルチパスウェイ戦略を具現化しており、ICE(インターナル・コンバッション・エンジン)からハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリーEVまで幅広く対応が可能になっている。

新型ESのパワートレーンは、横置き2.5Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせた、トヨタ/レクサスブランドとして第5世代となる最新のハイブリッドシステムを搭載。リヤモーターを追加した電動AWDモデルやプラグインハイブリッドもラインアップされるはずだ。

さらに、目玉はバッテリーEVモデルで、GA-Kプラットフォームの中央にバッテリーモジュールを配置し、フロントにモーター(AWDはフロント/リヤにモーターを搭載)を搭載。バッテリーEV専門ブランドへ進化していくレクサスブランドの先駆として登場する可能性が高い。

またエクステリアデザインも大きく変化する。現在販売されているコンパウンドSUVのLBXと同じく、コンパクトなレクサスエンブレムをフロントのマスクの上部に配置。控えめなグリルとともに、ボディ全体でスピンドルボディを表現するようだ。

デビューはハイブリッドが先となり、1年ほど遅れてバッテリーEVモデルの販売を開始するスケジュールになりそうだ。

著者:グーネットマガジン編集部