まだ寒さが残る3月初旬、アメリカのコロラド州のハイウェイで大きな事故が発生しました。

知らせを受けた消防士たちは急いで事故現場へ向かい、ケガ人の救助などを始めます。

彼らが現場で事故の処理に追われていると、そこに1匹の猫が現れたのだそう。

猫はまるで消防士たちを手伝おうとするかのように、彼らに近付いてきたのです。

消防士たちは自分たちの仕事をしながらも、その人懐っこい猫を放っておけなかったのだとか。

こうして事故の処理が終わるまで、猫は安全で暖かい消防車の中で待機することになりました。

『サウス・メトロ・ファイヤー・レスキュー』は現場の消防士たちが猫をなでたり、笑顔になったりしている写真を公開。

多くの人が事故に巻き込まれた大変な状況の中で「助っ人の猫が現場に現れて、とにかく人々を助けようとした」と報告しました。

猫は動物保護施設に預けられましたが、マイクロチップは装着しておらず、数日間待っても飼い主は名乗り出なかったといいます。

その結果…猫は事故現場で出会った消防士のアンドリューさんの家族になったのです!

アンドリューさんは事故現場で猫を見た時から「この子を家に連れて帰りたいな」と思っていたのだそう。

消防隊の愛称の『ハズマット』にちなんでハジくんと名付けられた猫は、彼の家族の一員としてすっかりなじんでいるようです。

この出来事には「立派な助っ人だ」「猫の手を貸したかったんだね」「最高の結末!」など喜びの声が上がりました。

事故現場では『猫の手』は不要でしたが、消防士たちを癒すという仕事をしっかりと遂行したハジくん。

その報酬として、家族ができてよかったですね!


[文・構成/grape編集部]


出典
South Metro Fire Rescue